お人好しな人の特徴と心理とは|隠された短所とは?診断・改善方法も解説

お人好しな人は優しいと思われがちですが、短所が多い性格でもあり、損をすることも珍しくありません。そんなお人好しな人の性格や心理、長所や短所を解説します。お人好し度診断を。断れない性格を直したい、改善方法が知りたいという人は、ぜひ参考にしていきましょう。

目次

  1. そもそも「お人好し」の意味とは?
  2. お人好しな性格の人に当てはまる特徴とは?
  3. お人好しな人が他人に優しくなってしまう心理とは?
  4. あなたはお人好し?お人好し度診断
  5. お人好しな性格は短所でデメリットになりがち?
  6. お人好しな性格の人が騙されないためにできること
  7. お人好しな性格を直すための改善方法とは?
  8. お人好しな性格は強みでもあり弱みでもある

そもそも「お人好し」の意味とは?

お人好しとは耳にすることも珍しくない言葉です。

しかし、いまいち意味がよくわかっていないという人もいるでしょう。

そこでまずは、お人好しの意味について振り返っていきます。

「お人好し」の意味とは

一般的にお人好しとは「信じやすく騙されやすい」という意味を持ちます。

たとえば断れない性格の人や、人の悪意を疑わない人の多くは、騙されたり、損をしたりします。

意味からもわかるように、基本的に相手を指摘、非難する際に使われることが多く、褒め言葉としては使われません。

また、誰にでも良い顔をするということから「八方美人」のような意味で使う人も少なくないでしょう。

「お人好し」に関連した言葉とは

お人好しの類語には「阿呆」「カモ」「馬鹿者」などがあります。

カモ以外は他の意味を持つ言葉ではあるものの、騙されやすい人に対し「阿呆」「馬鹿者」と比喩や指摘することは少なくありません。

このことから、類語や関連した言葉として挙げられるケースが多いのです。

ちなみに対義語には「意地悪」があります。

また「ひねくれ者」「素直じゃない」なども、対義語の類語として挙げられることが多いでしょう。

お人好しな性格の人に当てはまる特徴とは?

お人好しとはどんな性格の人なのだろう?と疑問に持つ人もいるでしょう。

そこでここからは、お人好しな性格の人に当てはまりやすい特徴を解説していきます。

どのような特徴を持っているのか、ぜひ自身の性格と照らし合わせながら注目してみてください。

素直

お人好しには、素直な性格の人が多い傾向にあります。

良くも悪くも真っ直ぐとした性格であり、ウソをついたり、駆け引きをしたりすることはほとんどありません。

素直な性格であるがゆえ、他人に対しても自分と同じく素直だろうと思い込んでしまうことが多くあります。

そのため、騙されるシチュエーションになっても、「自分は騙さないから相手も騙さない」と素直に相手を信じてしまうのです。

世間知らず

世間知らずな一面が目立つのも、お人好しの人に多く見られる特徴です。

そもそもある程度世間の良し悪しを知っている人ならば、騙されやすい状況や話には少なからず警戒します。

たとえ自分が善意を信じる人間だとしても、世間を知っていれば嫌でも何かを疑う状況は訪れるものです。

しかし、お人好しの人は世間知らずであり、人の悪意を知りません。

結果的に騙されやすく、利用されやすくなってしまうのだと言えます。

悪口や愚痴を言わない

お人好しな人は基本的に善意を信じており、自分もそうでありたいと考えています。

嫌なことがあっても出来る限り相手を疑いたくない、貶したくないという心理があるからです。

一方で愚痴等は、時に他人の悪意を知ったり、警戒をするきっかけになったりすることも多いものです。

そして多くの人は、自分と同じく悪口や愚痴を言う人同士で、愚痴大会を開き情報交換をします。

結果的に、お人好しな人は他人の悪意に関する情報を聞き逃し、自衛できなくなるのです。

注目されるのが好き

お人好しの多くは、注目されるのが好きという特徴を持っています。

善意を信じたいという心理はあるものの、同時に「誰かに構われたい」「必要とされたい」という心理も持ち合わせています。

誰かから頼まれてすぐに信じてしまうのも、そうすることで必要とされている欲求が満たされるからでしょう。

実際、何でも引き受けてくれて信じてくれる人のことを、多くの人は良くも悪くも注目します。

悪意が垣間見える人が近づいてきても信じ続けるのは、理由はなんであれ相手に欲求を満たしてくれた恩を感じているからだと言えます。

自信がない

お人好しな人の中には、自信がないという特徴を持っていることがほとんどです。

そして、自信のなさを誰かに頼られることでカバーしようと考えています。

実際、自信がないことでも誰かから頼られたら「ちょっと自信が湧いたかも」と思う人は少なくないでしょう。

つまり、お人好しな人が人からの無茶振りにもOKしてしまうのは、自信が湧いた感覚を強く欲しているからなのです。

また、頼りになる人物になれば周りからの評価や印象も上がります。

必死に自信や評価を求める分、損や悪意に対して盲目的になり、都合のいい人物として見られることに繋がるのでしょう。

お人好しな人が他人に優しくなってしまう心理とは?

お人好しな人は優しい性格だと言われることも多々あります。

たしかに、人の頼みをなんでも聞いてあげる姿勢は優しさでもあり、そういった印象を持たれるのも当然でしょう。

そこで気になるのが、「お人好しな人はなぜ、そこまで他人に優しくなれるのか」ということです。

お人好しな人の優しさを解明するために、いくつかの心理に触れていきましょう。

可哀想だと思ってしまう

お人好しな人の多くは「断るのが苦手」と言われることが多いでしょう。

これはお人好しな人が相手に対し、頼みを断ればこの人は可哀想だと思ってしまうからだと言えます。

実際に相手が「断っても大丈夫だよ」と声をかけていたとしても、お人好しな人はそれを強がりだと認識します。

たとえ些細な頼み事でも、「相手が可哀想、悲しむだろう」と強く思い込むことが、お人好しな心理へと繋がっているのです。

嫌われたくない

嫌われたくないという心理が、お人好しな性格の原因になっているケースも珍しくありません。

お人好しな人は、「頼み事を断ってしまうと相手が嫌がるだろう」と考えています。

そのため、「断ってしまえば相手に嫌われる」「不快に思われる」と思い込んでしまうのです。

無理難題を押し付けられてもOKしてしまうのは、「相手に嫌われるくらいなら自分が無理をしたほうがマシだ」と考えているからでしょう。

頼られるのが好き

単純に誰かから頼られるのが好きというのも、お人好しな人によく見られる心理です。

頼み事をされると、頼られた喜びからテンションが上がり、判断能力が低下してしまいます。

その結果、後に冷静になって「OKしなければよかった」と後悔することも少なくありません。

トラブルを避けたい

トラブルを避けたいという心理から、お人好しな性格になっているケースもあります。

頼み事を断ると、時に相手から難癖をつけられたり、トラブルになったりすることがあるでしょう。

しかし大半の人は、そんな出来事に直面しても「理不尽な言いがかりだ」と相手にしません。

一方でお人好しな人は、そう簡単に割り切ることができません。

「できればトラブルを起こしたくないし、自分が全て引き受けたほうが楽」と考え、自らお人好しな人になる道を選んでしまうのです。

実は他人に興味がない

実は他人に興味がないというのも、多くのお人好しな人の心理に当てはまる特徴です。

そもそも、頼み事を引き受けるのは、少なからず相手の経験や手柄を奪う行為となります。

本当に相手を大切に思うのならば、内容に応じて相手にやらせることも優しさと考え、見守るべきでしょう。

しかし、お人好しな人は勝手な思い込みや「嫌われたくない」「頼られたい」等の心理を抱いていることが大半です。

これは悪く言えば自分のことしか考えておらず、相手の心理や経験を二の次と考えているから抱く心理となります。

他人に興味がなく、自分の心理や欲求を満たしたい、それがお人好しの原因になっていることもあるのです。

あなたはお人好し?お人好し度診断

はたして自分はお人好しなのだろうか?と疑問に感じている人も少なくないでしょう。

そこで紹介していくのが、お人好し度診断です。

以下8つの項目で、あなたはいくつ当てはまるでしょうか?

自分の性格や行動等を振り返りながら、診断していきましょう。

□困ってる人がいると嫌いな人でも助けたくなる
□頼まれたら断れないことが多い
□断る=嫌われると考えてしまう
□世話好きだと言われる

□奢られるより奢るほうが多い、または好きだ
□相手と意見が異なっても共感してしまう
□裏切られても「何か理由があるはず」と擁護する姿勢を持つ
□自分にとっては損でも相手や周りが喜ぶなら引き受ける

気になる診断結果は?

7つ以上当てはまる人はお人好しだと考えていいでしょう。

4~6つ以上当てはまる人は要注意、お人好しの傾向があります。

3つ以下の場合はいたって普通で、お人好しな印象を持たれることは少ないでしょう。

お人好しな性格は短所でデメリットになりがち?

お人好しな人は、他人から見ると非常に親切で優しいといった印象を持たれることが多いでしょう。

しかし、お人好しな人にとってはどうでしょうか?

ここからは、お人好しな性格が短所でデメリットになってしまう要因を紹介していきます。

利用されやすい

お人好しな性格の人は非常に利用されやすく、騙されやすいと言えます。

嫌な顔をせずに頼みを引き受けてくれるため、周りの人からすれば、都合が悪いことを押し付けるにはぴったりの存在なのです。

疑われる心配もないことから、相手を騙したい人や詐欺などの標的にもなりやすいでしょう。

またお人好しな人は、利用されたことや騙されたことがわかっていても相手を責めません。

「何か理由があるのかも」「騙される自分がわるいから」と、相手を擁護したり、自分を責めたりすることがほとんどです。

良い人止まりの関係になることが多い

人は、自分と真摯に向き合ってくれる相手に好感を持つ傾向にあります。

一方お人好しな人は、相手のために手を貸すというより、自分の心理や欲求のために行動していることがほとんどです。

それは真摯に相手と向き合っているとは言えないでしょう。

優しいという評価は受けるものの、心から信頼できる存在にはなかなかなれません。

程よい距離感でたまに都合良く接するくらいが丁度良い、いわゆる「良い人止まり」と思われることが多いでしょう。

疎まれることも少なくない

何でも引き受けてくれる存在は優しいと思われがちですが、実は疎まれることも少なくありません。

たとえば後輩の成長を願う上司がいたとして、その上司の思いを無視して、後輩のやるべきことを全て引き受けていたとします。

そうすると当然上司にとって、お人好しな人は邪魔な存在になり、後輩自身は成長するきっかけを失います。

最終的に後輩自身からも「成長の機会を失った」と、理不尽な言いがかりをつけられる可能性もあるでしょう。

このように周りにストレスを与えてしまう可能性も高く、結果的に孤立してしまう恐れもあるのです。

トラブルに巻き込まれる可能性が高い

実はお人好しな性格や行動が原因で、トラブルを巻き起こすことも珍しくありません。

たとえばお人好しな人自身が、頼まれごとを全て満足にこなせていたとします。

しかし、周りがその行動を良しとしなければ、問題の当事者として問い詰められることになるでしょう。

また、満足に頼まれごとをこなせない可能性もあります。

そうなった場合、依頼した相手から責められる可能性は高く、トラブルに発展しやすいのです。

お人好しな性格の人が騙されないためにできること

お人好しな性格は、全てが悪いところばかりではありません。

誰かのためになりたいと思う心理が本物だという人も、もちろんいるでしょう。

しかし、トラブルを招かないため、そして何より自分のために、ある程度気を引き締める必要はあります。

この項目では、お人好しな性格の人が最低限騙されないためにできることについて、解説していきます。

思い込みに気をつける

「断ったら可哀想」「断ったら嫌われる」など、相手の気持ちを聞いてもいないのに判断してはいけません。

勝手な思い込みは、お人好しな性格の原因になります。

また、思い込みが激しい性格を狙って、近づいてくる悪意を持つ人がいることも知るべきです。

悪意を持つ人にとって、思い込みが激しい人は洗脳しやすく、利用しやすい存在です。

相手の気持ちや都合を直接聞くまでは、思い込みで判断しないように気をつけましょう。

よく知らない人や甘い話には警戒心を忘れない

よく知らない人や、甘い話には警戒を怠らないようにしてください。

たとえ知り合いであっても、性格や価値観などを知らない、目的がわからない人には注意すべきだと言えます。

大半の場合、よく知りもしない相手の頼みや甘い話には、必ず裏があります。

「よく知らない相手だから都合よく扱おう」「デメリットを話さずに頼んでみよう」などと相手が考えている可能性は十分にあるのです。

一般的な常識のもと、話の内容の善悪を考え、少しでも悪意を感じたら断るべきだと言えます。

悪意を感じてもOKしてしまえば、それこそ都合が良い相手と認識され、ターゲットになり続けてしまうでしょう。

じっくり考えて決断する

お人好しの多くは、頼み事をされた際、あまり深く考えずにOKする傾向にあります。

結果として、後から損に気づいたり、トラブルの原因になったりしてしまうのです。

頼まれた際には「本当にやり遂げることが可能か」「損に繋がるか」「周りへの影響」を考えてみましょう。

これら3点を無視すると、トラブルを招く大きな原因になりやすいため注意が必要です。

必要があれば周りの人に相談し、落ち着いて決断していきましょう。

お人好しな性格を直すための改善方法とは?

お人好しだと自覚がある人の中には、「お人好しな性格を直したい」と悩む人も多いでしょう。

そこで最後に解説していくのは、お人好しな性格を直す改善方法です。

お人好し自体は優しいと思われやすく、メリットもあるのが事実です。

しかし、あまりにもお人好しすぎる性格は、やはり損が多く、時に周りに悪い影響を及ぼす可能性もあります。

やめたいと思った時が改善に向けて大きく動かせる瞬間なので、気になる人はぜひ参考にしていきましょう。

嫌なことはきちんと断る

嫌なことはきちんと断るようにしましょう。

お人好しな人は嫌だと感じても、さまざまな理由から引き受けてしまう傾向にあります。

しかし、理由はどうであれ引き受けてしまえば、周りから「お人好し」と見られるのは当然でしょう。

お人好しな性格をやめたいのならば、嫌だと感じたことはきちんと断らなければ、性格は変わりません。

そもそも、相手が嫌がることを無理に強要する人とは、付き合っていても良い関係は築けないケースがほとんどです。

本当に良い関係を築ける人ならば、断ったとしても悪くは思わないため、勇気を出していきましょう。

慣れるまで自分一人で決断しない

お人好しな性格が直るまでは、一人で決断しないように心がけてみるのもいいでしょう

お人好しな人は基本的に他者優先で、常識や周りのことが見えていません。

そのため、お人好しではない誰かに相談をすることで、引き受けるべきか否か、判断できるようになります。

もちろん、その相談や判断の過程で、「〇〇のケースは断るべき」等を学ぶことも大切です。

相手に頼ってばかりだと、次は依存した性格に悩むことになるため、あくまで自立への一歩として頼るようにしましょう。

予めお人好しな性格をやめたいと相談しておけば、相手も協力的になってくれる可能性があるので、ぜひ話してみてください。

怒るべきときは怒る

お人好しな人は怒ることがあまりありません。

相手を責めることもないため、それが「この人ならば何をしても許してくれる」という印象へと繋がります。

お人好しな性格をやめたいのならば、怒るべきときにはきちんと怒りましょう。

きちんと反論できる人だと思われれば、少なくとも都合よく扱おうとする人や騙そうとする人のターゲットからは外れやすくなります。

また、その他の人もきちんと考えてから頼もうと考えるため、無理難題を押し付けられることもなくなるでしょう。

イライラした感情は見ていて気持ちがいいものではありませんが、時には出さないと周りから舐められることに繋がるのです。

相手の為について考える

心理の項目でも触れましたが、お人好しな人は無自覚に相手の為にならない行為をしてしまっています。

困っている、可哀想、そういった気持ちを持つ分には構いません。

しかし、相手のためにならない場合は断るべきでしょう。

たとえば子供に宿題をやってと頼まれてやってしまえば、子供の学力は上がらないため、引き受けるべきではありません。

しかし、子供が学校で使う道具を買ってほしいと言われたら、それは子供の為になるため、引き受けるべきだと言えます。

このように、本当に相手の為になるかを考えた上で行動すると、お人好しの性格も改善されていくでしょう。

お人好しな性格は強みでもあり弱みでもある

一概にお人好しの性格は悪いとは言えず、見方を変えれば「優しく気立てがいい」と思われることもあります。

そのため、全て性格を直すべきとは言い切れないのも事実です。

大切なのは、お人好しな性格は強みにもなるが、弱みにもなるというのを理解しておくことでしょう。

自分の短所やデメリット、周りからの印象を知っておけば、上手く立ち回れるようになります。

今回解説したことを参考にして、何を直して何を残すべきかをじっくり考えていきましょう。

お人好しの性格自体をやめたい場合は、改善方法を試し、少しずつ性格を変えていけるよう頑張ってください。

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