罪悪感で死にそう・辛い時に見てほしい|心理学から見た罪の意識を消す方法とは

消せない罪悪感を抱いて、辛い思いをしていませんか?眠れないほどの罪悪感で死にそうな人に、苦しい心を和らげるいくつかの方法をご紹介します。辛くて死にそうな程の罪悪感を少しでも解消できれば、前向きに踏み出すことができるでしょう。

目次

  1. 罪悪感で死にそうになることはありませんか?
  2. 罪悪感を感じてしまう原因とは
  3. 罪悪感で死にそうなときの対処法とは
  4. 罪悪感で死にそうになった時のNGな考え方
  5. 罪悪感で死にそうになったエピソードを紹介
  6. 罪悪感を感じるのは誰しもがあること

罪悪感で死にそうになることはありませんか?

些細なきっかけで犯してしまった悪事が心に残り、罪悪感に押しつぶされそうになっていませんか。

起きてしまったことは消えませんが、あなたを苦しめる罪の意識を消すことはできます。

この記事では、辛い気持ちの原因となる罪悪感の正体と、罪悪感で死にそうなときの対処法などをご紹介します。

少しでも、前向きに人生を歩んでいく手助けになれば幸いです。

罪悪感を感じてしまう原因とは

まずは、罪悪感を感じてしまう原因を探っていきましょう。

忘れようと意識しても忘れられず、ふとした瞬間に湧き上がってくる罪悪感に悩んでしまうのは辛いものです。

消えない罪悪感の正体や原因を知り、辛い罪の意識から少しずつ自分を解放する手段を考えましょう。

加害者の心理

自分が誰かを傷つけてしまったことを後悔し、苦しいと感じることを「加害者の心理」と呼びます。

この加害者の心理が、最もわかりやすい・感じやすい罪悪感の正体であると言えるでしょう。

加害者の心理に囚われた人は、自分の行動によって被害を受けた人がいると思い込み、自らを責めてしまうのです。

自分に自信がない

自分に自信が持てないことによって、今までの自分が選んできた選択肢に罪悪感を感じてしまうこともあります。

「あの時もしこうしてれば、もっと良かったかも知れない」と、過去に起こったことをいつまでも後悔し、罪の意識に囚われてしまうのです。

過去の事ばかりを気にして、現在の自分の状況を冷静に見つめることができなくなる可能性もあります。

慕う相手からの伝播

両親などが「私のせいでこうなってしまった」などの罪悪感を抱えている場合、子供に罪悪感が伝播することがあります。

子供に頻繁に罪の意識に苛まれている様子を見せていると、子供は親を慕うあまりに、その罪悪感を一緒に背負ってしまうことがあるのです。

「私のせいで大好きな人が苦しんでいる」という苦しい気持ちの正体が、このケースの罪悪感です。

罪悪感を背負った子供がそのまま成長すると、自己肯定感の低い人となってしまうでしょう。

無力感

「自分の能力が足りずに周囲の人が傷ついた」と考えてしまう無力感が、罪悪感の正体である場合もあります。

責任感が強い人にありがちな考え方と言えるでしょう。

全て自分で背負いすぎ、その重荷によって過度に辛いストレスを感じている場合もあります。

「自分はなんて無力なんだろう」と苦しい気持ちを抱えて自分を卑下してしまうので、自己肯定感も低くなる傾向にあります。

衝動が抑えられない

衝動的に罪を犯してしまい、後から深い後悔や罪悪感に囚われるタイプの人もいます。

頭ではいけないとわかっている行動でも、衝動を抑えることが難しい場合があるのです。

衝動的に罪を犯してしまう自分を憎み、自傷行為などに走るケースも考えられるので、早めの対策が必要となります。

期待に応えられているか不安

将来を期待されている人の中には、周囲の期待に押しつぶされそうになる人もいます。

「私は周りが思う程やれているだろうか」という不安を常に感じ、少しでも上手くいかないことがあると罪悪感を感じてしまうのです。

周囲の期待が大きければ大きいほど、不安も大きくなる傾向があります。

偉大な著名人の子供などが陥りやすい罪悪感の正体だと言えるでしょう。

罪悪感で死にそうなときの対処法とは

罪の意識を感じる原因がわかった後は、罪悪感を消すことができずに死にそうなときの対処法を見ていきましょう。

消えない罪の意識に苦しんでいる人は、ぜひ参考にしてください。

状況を客観視する

罪悪感が心の中を埋め尽くしてしまうと、自分の状況を客観的に見ることが難しくなっている可能性もあります。

一度、深呼吸をして落ち着き、冷静に自分の置かれた状況を整理してみましょう。

可能な限り、第三者の立場に立って周囲と自分を見直してみると、頭を埋め尽くしていた罪悪感の原因がわかります。

客観的な見方をすることで原因の分析や反省ができ、改善への手がかりが見つかることも多いでしょう。

相手に謝る

罪悪感を感じる相手がいる場合、相手に謝ることも、とても効果的な対処法となります。

きちんと真摯な態度で謝ることで、相手とのわだかまりも解けやすく、自分自身の気持ちの切り替えにもなるのです。

もちろん、相手に必ず許してもらえるとは限りません。

相手に許してもらえなくても、罪の意識を感じていることを相手に伝え謝るというステップを踏むことにより、自分が自分を許すことができるでしょう。

結果的に相手と決別することになっても、謝るステップを踏んだ場合とそうでない場合では、罪悪感の残り方が変わります。

自分自身のことを考える

苦しい罪の意識に心が奪われると、傷つけた相手のことばかりを考えてしまいがちです。

「自分自身はもうどうなっても良い」と自暴自棄になってしまうこともあるでしょう。

しかし、自分がどうにかなったとして、相手の傷は癒えるでしょうか。

まずは自分自身の状況を冷静に見つめなおし、それから真摯に償うことを考えても遅くはないはずです。

消えない罪をしっかりと認識し、自分は今後どうすれば良いのかをしっかりと考えましょう。

身近な人に相談する

一度、自分が加害者であることを忘れ、身近な友人や家族などに事の次第を相談してみるのもおすすめです。

まずはなるべく客観的に事細かに説明をして、これについてどう思うかを尋ねてみると良いでしょう。

友人や家族からの完全な第三者としての意見を聞くことができるのも、この対処法のメリットです。

自分では気付くことができなかった点にも気付くことができるかもしれません。

友人や家族が感想を述べてくれたら、次は自分の気持ちを話します。

話している間に、自分自身でも客観的に事態を飲み込むことができているはずです。

思い込みを手放す

一人ではなかなか難しいかもしれませんが、思い込みを解きほぐすのも、罪悪感への対処法としては非常に効果的です。

必要以上に自分を責めて追い詰めてしまっている場合、「それは違う」と思い込みを打ち消すことで、罪悪感から心を解放できるでしょう。

紙に感じていることなどを書き出し自分で読み返すと、思い込みに気付くことができるかもしれません。

視野を広げることを意識しましょう。

とことん落ち込む

罪悪感を感じて落ち込むことは、必ずしもいけないことではありません。

苦しい罪の意識があるということは、自分が犯してしまった罪に対して向き合っているという証拠であるとも言えるでしょう。

時には無理に前へ進もうとすることをやめ、とことん落ち込む時間を作ってみるのも一つの対処法となります。

次に活かす方法を考える

落ち込んだあとのステップとして、必ず「今後再び同じ過ちを犯さないためにはどうしたらよいか」と考えることが重要です。

罪の意識に囚われていると、先のことなどは考えるのがなかなか難しい場合もあるでしょう。

失敗したことばかりを考えるのではなく、次に同じような場面に出会った時、自分はどうするべきなのかを考えましょう。

答え合わせの場面は巡ってこないかもしれませんが、しっかりと過ちを見つめなおし次への糧とすることで、自分自身は成長が出来ます。

とにかく休息をとる

苦しい気持ちを抱えたまま過ごしていると、心はいつか擦り切れてしまいます。

罪の意識を和らげるために休息をとることは非常に効果的です。

犯した罪は消すことができませんが、心が罪悪感に苦しんでいる時点で、あなたはある意味充分な罰を受けているといっても過言ではないでしょう。

「私のせいで苦しんでいる人がいるのに休んでなんかいられない」という気持ちもあるでしょうが、多くの場合、休息を取らないことが贖罪にはならないのです。

罪を償いたいと感じているのであれば、しっかりと心と体を休ませた上で、まっすぐ罪悪感と向き合いましょう。

罪悪感で死にそうになった時のNGな考え方

次は、消えない罪悪感によって死にそうになった時に、絶対にしてはいけない考え方をご紹介します。

罪の意識に苦しい日々を送っていても、どうか踏みとどまってください。

誰よりも自分が悪いと信じ込んでしまう

「誰よりも自分が一番悪いんだ」と強く考えてしまうことは、絶対にやめましょう。

この考え方を始めてしまうと、日々の出来事がすべて自分のせいで悪い方向へ進んでいるように感じてしまう場合もあります。

反省は大事ですが、必要以上に自分を精神的に追い詰めるような考え方はやめるべきです。

死んで償う他ないと思い込む

傷つけた相手に対して申し訳ないから自ら命を絶つ、という考え方は絶対にやめてください。

あなたがこの世を去ったとしても、あなたが犯した罪を消すことはできません。

償う気があるのであれば、消えない罪を背負って生きていくということも、相手や自分自身の為になるでしょう。

自暴自棄になる

「許されないのであれば、もうどうでもいい」と自暴自棄になるのも、絶対にやめましょう。

無茶をすれば、余計に傷つく人が増えるばかりか、自分自身にも大きな傷を残す結果になるでしょう。

落ち込むことは必要なことですが、落ち込んだ後に反省へ向かうか「どうにでもなれ」と考えるかでは、今後の自分の人生にも大きく違いが出てくるはずです。

ヤケを起こさずに、冷静に自分を見つめなおしましょう。

罪悪感で死にそうになったエピソードを紹介

次は、様々な場面で罪悪感を感じ、辛い日々を送ったエピソードをご紹介します。

誰にでも、似たような場面が訪れる可能性があるでしょう。

少しでも参考になれば幸いです。

パートナーがいるのに浮気をしてしまった

「私に限って浮気なんて起きっこない」と考えていた新婚の女性が、ある日魅力的な男性と出会い、関係を持ってしまいます。

関係は一度切りでしたが、女性はその日から夫の目を直視することができないほどの罪の意識に囚われてしまいました。

結婚記念日に、夫が照れながら差し出したプレゼントを受け取った女性は、罪悪感でプレゼントのアクセサリーを付けることができません。

「どうしたの?」と不思議そうな顔をする夫に、女性はたった一度の裏切りを告白し、謝りました。

夫は悲しみましたが、女性の後悔と苦しみを汲み取り、女性を許したのです。

その後、二人は末永く仲睦まじく夫婦として過ごしました。

自分のミスで会社に大損害を与えた

会社員の男性が、会社の資材を保管しておく保管庫の電源を誤って落としたまま、帰宅してしまいました。

翌朝、会社は大量の傷んだ資材を前に大騒ぎになり、男性は上司から酷く責められました。

事業所中の資材をロスしてしまったので仕事にならず、同僚からも嫌味を言われてしまいます。

本社への書類を書きその日は帰宅したのですが、男性は後悔が頭を支配して眠ることができませんでした。

一晩中罪の意識に苦しんだ結果、翌日から男性は出社することができなくなり、僅かの退職金を手に、会社を辞めてしまいました。

自分のアドバイスが原因で、友達が破局してしまった

「自分が彼氏に愛されているのかイマイチ自信がない」と話す友達に、女性は「それじゃあ試してみればいいじゃない」と、アドバイスをします。

友達は、女性のアドバイス通りに「好きな人ができたから別れて」と彼氏に言ってみました。

しかし彼氏はあっさりと「悲しいけど、そういうことなら別れよう」と答えます。

友達は焦って「嘘だよ!別れないで!」と言いましたが、彼氏は「何でそんなことをするの?そんな人とはもう終わりだ」と友達の元を去りました。

一部始終を聞いた女性は、馬鹿げたアドバイスをしたことをとても後悔しました。

自分の過ちを反省し、どうしたらよいか一晩考えました。

翌朝、女性は友達の彼氏に連絡を取り、友達があんな行動をしたのは自分のせいだと弁解をします。

彼氏は納得して友達の元へと戻り、女性は胸をなでおろしました。

交通事故で、相手の子供が亡くなった

ある男性は軽い気持ちで飲酒運転をして、横断歩道を渡っていた母子に衝突してしまいました。

母は九死に一生を得ましたが、子供は不幸にも命を落としてしまいます。

男性は交通刑務所に収監され、罪悪感に苛まれながら刑期を過ごしました。

交通刑務所では復帰のために自動車教習も受けることができますが、男性は二度とハンドルを握らないと心に誓います。

遺族への償いの手紙を書き続け、出所後には直接の謝罪もしたいと頼みましたが、やはり遺族は許してはくれませんでした。

男性は今でも、被害者の子供の命日には遺族への謝罪の手紙を送っています。

罪悪感を感じるのは誰しもがあること

いかがだったでしょうか。

人なら誰しも、多少の罪悪感を感じることはあるでしょう。

消えない罪悪感と上手に付き合い、前向きに人生を歩んでいきましょう。

関連する記事