協調性がない人は成功するのか|特徴や心理は?対処法や協調性を養う方法も紹介

協調性がない人は、意外とよくいます。協調性とは「他人と助け合い、譲り合い目標に向かう素質」という意味です。協調性がないことは短所のように感じるかもしれませんが、実は長所でもあります。そこで、協調性がない人の特徴や心理、長所・短所などを紹介しましょう。

目次

  1. 協調性がないって良いこと? 悪いこと?
  2. 協調性がない人の特徴とは?
  3. 協調性がない人の心理や考えていることは?
  4. 協調性がない人の長所って?
  5. 協調性がない人の短所って?
  6. 協調性がない人が活躍できる場所とは?
  7. 協調性を養うためにすべき4つのステップ
  8. 協調性がない人の対処法
  9. 協調性がない状態でも活躍できる!

協調性がないって良いこと? 悪いこと?

協調性がないという言葉の意味は、人に合わせるのが苦手だったり、チームワークが苦手だったりすることです。

一般的には短所だと言われていますが、協調性がないことは、見方を変えれば長所です。

協調性のなさから損をすることもあれば、得をすることもあります。

それならば、協調性がない人の長所や短所とは何なのでしょうか。

そもそも、協調性がない人にはどのような特徴、心理・原因があるのでしょう。

「協調性がない人」に対するさまざまな疑問の答えを、紹介します。

協調性がない人の特徴とは?

協調性がない人には、ある程度共通してみられる特徴があります。それらには長所とも言えるものもあれば、短所とも言えるものもあるでしょう。そんな協調性がない人の特徴を8つ、紹介しましょう。

1.気遣いが苦手

協調性がない人は、気遣いが苦手な傾向があります。気遣いが苦手というと、他人のことをまるで考えない人だというイメージを抱く人もいるかもしれません。

しかし、気遣いが苦手と言っても、タイプはさまざまです。他人のことを考えられない人もいれば、他人の気持ちを考えすぎるがために気遣いを行動に表せない人もいます。後ほど詳しく紹介しますが、後者の場合は極度なネガティブ思考に陥っている場合があるのです。

2.仲の良い人以外とはあまり話そうとしない

協調性がない人は、仲の良い人以外とは積極的に関わろうとしない人が多いです。仕事であれば仕方がなく関わりますが、職場ではプライベートの話などはしない傾向があります。そうした、あまり人と関わろうとしない姿勢を見て、「協調性がない人だ」と言われてしまうことがあるのです。

3.単独行動が多い

協調性がない人は、単独行動が多いです。協調性がない人には、集団行動が苦手な人が多いという特徴があります。さらに、一人が好きだったり他人との関わりに価値を見いだせなかったりする傾向もあるのです。そのため、一人で行動することが増えます。

また、人によって範囲は異なりますが、たいていのところなら一人で行く人が多いです。焼肉屋、レストラン、映画館、居酒屋などさまざまなところで「おひとりさま」を楽しんでいます。

4.友達との遊びでも大人数は苦手

協調性がない人には単独行動が多い特徴があると説明しましたが、友達と全く遊びに行かないわけではありません。もちろん、中には友達とも遊ばない人もいるでしょうが、少数派でしょう。

ただ、たとえ友達だとしても大人数で遊ぶのは苦手な傾向があります。5人以上になると途端に喋る回数が減ったりする人も、います。そうして、自分がここにいる意味がないと感じ、落ち込むケースも多いです。

しかし、2人きりというのも好まない人が多いです。2人きりだと気を遣うため、3人から4人が居心地が良いと思う傾向があります。

5.マイペース

協調性がない人には、マイペースという特徴がみられることもあります。周囲に合わせることが苦手な人が多いので、必然的に自分のペースを大事にすることになるのです。個人主義的な面もあり、マイペースでいることを自分自身で好んでいる場合もあります。ただ、周囲のペースに合わせないことから、組織においては疎まれがちです。

6.ひとつの物事に集中する

協調性がない人は、ひとつの物事に集中しがちという傾向があります。良く言えば興味関心のあることには全力で、かつ集中力が高いということでしょう。悪く言えば、タスクの切り替えが苦手だということでしょうか。マルチタスクが要求される仕事や職場だと疎まれがちですが、ひとつの作業に集中するような仕事では重宝される傾向があります。

7.頑固

協調性がない人の中には、頑固という特徴がみられる人もいます。他人に反対意見を言われても自分自身で納得できなければ、意見を曲げようとしない場合が多いです。他人の意見に流されないというところが、人からすれば頑固という風に映るのかもしれません。

そして、社会人として働いていると、自分の意見を曲げて周囲大多数の意見に合わせなければならない場面もあるでしょう。そういう場面においても意見を合わせないことが多いので、協調性がないという評価をされることがあります。

8.連絡が遅い

協調性がない人は、連絡が遅い傾向があります。仕事の連絡はさすがに優先して返そうとするものの、すぐに返信しなくて良いものは後回しにすることが多いです。相手のことが嫌いというよりも、他人からの連絡を返すよりも自分が今行っている作業や趣味などに集中したいという心理のほうが強い傾向があります。

協調性がない人の心理や考えていることは?

協調性がない人の特徴を紹介しました。自分勝手な人だと思った人もいるかもしれませんが、協調性がない人と評価されるようになったのには原因があります。その原因である「心理」について、7つ説明しましょう。

1.理不尽が許せない

協調性がない人には、理不尽なことを許容できないという心理があります。例えば、自分が悪くないことで謝ることを要求される場面は会社に入ると多くなることがあるでしょう。これを理不尽だと感じてしまうために謝ることができず、協調性がないと言われてしまいます。

部署内の大半が残業をしていたとしても、自分の仕事は終わったら帰ることも多いです。そうして残業を要求されるものの、理不尽だと思うので断ります。結果的に、「周囲が当たり前にそうしていることをしない」という部分だけが周囲に伝わってしまい、悪評がつくのです。

2.内向型

協調性がない人には、内向型気質の人が多いです。対になる気質として「外向型」というものもあります。これら二つの気質は、生まれつき持っていると言われているものです。心理学者のユングが提唱し、心理学では広く用いられています。

内向型は、刺激に敏感という特徴を持っていると言われています。そのため、強い刺激から避ける傾向があるのです。強い刺激とは、外部から受ける刺激のことです。外部の刺激とは、人から受ける刺激だとされています。そのため、必然的に人との接触を避けるようになる傾向があるのです。遺伝子に原因があると言われています。

一方、弱い刺激は心地よく感じるという特徴もあるのです。強い刺激は人から受けるものでしたが、弱い刺激は自分の内側から湧き出てくるものだと言われています。例えば、思考や思想、好奇心や探究心、アイデアなどです。そして、こういった「内部の刺激」を得られる物事により強い関心を抱く傾向があります。

一方、雑談をしたり他人に評価されたりすることでは、内部の刺激が生まれにくい傾向があります。そのため、あまり重要視しないことが多いです。それが、協調性のなさに繋がっていると考えられています。

3.他人からの評価に興味がない

先程、内向型の話を説明しました。内向型が原因のひとつだと考えられる心理に、他人からの評価に無頓着ということが挙げられます。

人から認められたい、人に嫌な奴だと思われたくない、といった願望が強い人は他人に合わせたり気を遣ったりするでしょう。そうすることで、願望を満たせるためです。

逆にそれらの願望が無い、もしくは弱ければ、他人に合わせることの意味や必要性を感じにくくなるのではないでしょうか。

4.芯が強い

協調性のない人の心理・原因として、内向型の人が多いことを説明しました。そこからイメージしにくいかもしれませんが、協調性のない人は芯が強い人が多いです。

内向型の気質を持つ人でも、協調性を大切にしている人はいます。気質的に苦手だと言われているものの、その方が社会生活において都合が良いので、気質を抑え込み迎合することを選ぶ人もいるでしょう。

一方で、自らの気質や心理、内側から湧き出る感情などに従う人もいます。それは、協調性のない人の中に芯が強い人が多いためでしょう。自分の中に強い芯を持っているため、他人からの言葉などで揺らぐことがありません。そして、他人に合わせることに意味を感じにくくなることもあります。

協調性がない人には、他者に迎合して自分が揺らぐことを良しとせず、自分の意見などを貫き通そうとする強い芯があるのではないでしょうか。

5.強い劣等感を抱いている

協調性のない人の心理としてよく言われるのが、プライドが高く他人のことを気に留めない、いわゆる「俺様タイプ」ということです。確かにそういう人もいるかもしれませんが、一方で強い劣等感を抱いており自分のことを認められない人も協調性のない人の中にはいます。

強い劣等感があるため、他人が絡む行動を起こす際に躊躇うのです。例えば自分は仕事が終わったものの、先輩が残業しているとしましょう。このとき、「手伝ったほうがいいのかな」という考えは思い浮かぶのですが、同時に「自分なんかがそんなことをしてもいいのか」という考えも浮かびます。

上記の例で言えば、「先輩も苦戦する仕事が自分にできるわけがない」「後輩が手伝うことで先輩のプライドが傷つくかもしれない」などの考えです。

こうして他人が絡む行動をためらい、結果的に行動に起こせないことが多いことから、「協調性がない」と言われてしまいます。

6.極度に悲観的

極度に悲観的という心理を抱える人も、協調性のない人の中には多いです。劣等感と悲観的は似ていますが、微妙に異なるものなので分けて考える必要があります。

極度に悲観的とはどういうことかというと、あらゆる出来事をマイナス方向で考えてしまうということです。劣等感も含まれますが、それが全てではありません。例えば、自分が全く関係のない事件のニュースを見て落ち込み、「こんな世界生きていても仕方がない」と思ったりすることがあります。

劣等感が強いだけであれば、自分が絡まないところではそこまで悲観的にはならないでしょう。

では、極度に悲観的だとどうして協調性に欠ける人だと言われてしまうのでしょうか。そこには、自分を守りたいという心理がある場合が多いです。他人と関われば、他人の感情の機微や会話内容などから、悲観的な想像をしてしまうことがあります。それを避けることで自分を守ろうとするため、他人と協調しないように見えるのでしょう。

7.自分にも他人にもあまり興味がない

協調性がない人の中には、自分にも他人にもあまり興味がない人もいます。他人に興味がないため、仲良くもない人とは必要以上に関わろうとしません。たとえ仕事であったとしても、面倒なのでなるべく避けたいと考えることがあります。

自分に興味がない人には、さまざまな心理があります。そのひとつとして考えられるのが、人生に対する諦めです。大切な人を失ったり過去にトラウマになる出来事があったりしたことにより、その心理が身につく場合が多いと考えられています。

わかりやすく言えば、極端な無気力状態です。

そのため、こうして自分に対する興味を失うと、人生をより良くしようという気持ちが薄れていきます。より良く生きようという気持が薄いので、社会を上手く渡るために、人間関係を円滑にするために協調的な態度を取ることに価値を見出しにくくなるのでしょう。

協調性がない人の長所って?

協調性がない人の特徴や心理・原因について、丁寧に説明してきました。ここまでの内容で、協調性がないという状態へのイメージが変わった人もいるかもしれません。悪いところばかりではありませんし、自分が好きだとも限らないのです。

そして、協調性がない人には以下の4つのような長所もあります。

1.周りに流されない

協調性がない人の長所としてまず挙げられるのが、周りに流されにくいという点です。協調性がない人は自分の中に強い芯を持っていたり、他人からの評価を気にしなかったりすると説明してきました。

そういった心理があるため、周囲に流されることがありません。他人の意見や評判に惑わされず、自分自身の目で人を判断できるという長所があります。そして、自分自身の意見や気持ちを大切にしていることから、意外と人から信用されることも多いです。

2.個人力が問われる場面で成果を出せる

協調性がない人は、個人力が問われる場面で成果を出せるという長所を持っている場合もあります。一つの物事に集中でき、他人に流されず自分のやるべきことを遂行する人が多いためです。

近年は実力主義社会の色が濃くなり、個人力が試される場面も増えてきたのではないでしょうか。

例えば、フリーランスという働き方が一般化しました。これにより、会社は社内外に問わず、「このプロジェクトに必要な人材」を用意しやすくなっています。つまり、個人の能力が高い人が抜擢されやすくなったということです。

あらゆる職種、場面で個人の能力が求められています。この現代社会において、これは大きな長所だと言えるでしょう。

3.好奇心や探究心が強い

協調性がない人の心理として、内向型という気質を紹介しました。内向型の人は自分の内側から湧き出る「内部の刺激」を欲する傾向があり、その中には好奇心や探究心も含まれる場合が多いです。

つまり、協調性がない人は好奇心と探究心が強い傾向があるのだと言えます。これも、協調性がない人の長所です。

好奇心と探究心が旺盛な人は、自分の興味関心のある分野の仕事に就けば、または自分の仕事に興味を持てばそれを追求していこうとするでしょう。さらに、好奇心が旺盛なのでさまざまな物事に興味を持ちます。

そして、ひとつのことに集中する人が多いという特徴も合わさることで、その仕事における知識と能力を深めることが可能です。

4.成功しやすい

ジョージア大学が行った研究によると、協調性が高くなればなるほど上司からアドバイスが貰えなくなる傾向があることがわかりました。アドバイスが貰えにくくなることで、仕事において成功をおさめるための知識や技術、道標も得られにくくなり、年収が下がることが多いということもわかっています。

これは、協調性が高い人ほど周囲に合わせることによって他人を優先してしまうためだ、と言われているのです。結果、自分の考えを持てなくなったり、悩みを自覚しにくくなったりしてアドバイスを貰いにくくなることがあります。

さらに、協調性が高い人は他人を傷つけることを強く恐れる傾向があるため、ビジネスにおいて厳しい決断をするのが苦手な人が多いです。

一方、協調性がないと言われる人たちは、自分の考えなどを優先させる傾向があります。内向型の人が多いことからもわかるように、自分の内側に目を向ける機会も多く、自分がどこで伸び悩んでいるのか自覚しやすいです。

そして、他人より自分を優先させることで厳しい決断もしやすくなります。結果として、協調性がない人は成功しやすい傾向があると言われているのです。

協調性がない人の短所って?

協調性がない人の長所を4つ紹介しましたが、もちろん短所もあります。短所のほうが多いイメージがあるかもしれませんが、実際は長所と短所は対比になることが多いので半々ではないでしょうか。今度は協調性がない人にありがちな短所を、4つ紹介しましょう。

1.仲良くなるのに時間がかかる

協調性がない人は、仲良くなるのに時間がかかる傾向があるという短所があります。まず、協調性がない人を主観として、相手に好かれるのに時間がかかります。自分から積極的にコミュニケーションを取らなかったり、マイペースさや芯の強さが誤解されてしまったりすることがあるためです。

さらに、相手を好きになるのも時間がかかる傾向があります。「好き」「嫌い」「普通」「どうでもいい」と、人の好き嫌いを評価する基準を4つに分けるとしましょう。協調性がない人は、この4つの中で「好き」に寄らなければ、相手と積極的に関わろうとしない傾向があります。

初対面のときは「どうでもいい」寄りの普通であることが、多いです。そこから好き寄りの普通という状態になるのには、どうしても時間がかかってしまいます。そのため、仲良くなるのに時間がかかるのです。

2.グループワークが苦手

協調性がない人の短所として最もわかりやすいのが、グループワークが苦手な傾向があるということでしょう。ここまで紹介してきた特徴に「マイペース」「大人数が苦手」「他人の意見に迎合しない」などがありました。

グループワークは大人数で行うことが多いです。さらに、さまざまな人の意見を比較検討することが求められます。ときには、人のペースに合わせなければならない場面もあるでしょう。そのため、協調性がない人はグループワークが苦手で、時に子どもっぽいと思われてしまう傾向があります。

3.独断専行してしまうことがある

協調性がない人は、時として独断専行してしまうことがあるという短所があります。自分の中で考えを持っており、相談したとしてもなかなか考えが変わることがありません。それを自覚している人も多いです。そのうえ、そもそも他人を巻き込んでで何かをするということも苦手なので、独断で動いてしまうことがあります。

4.相手の立場になって考えるのが苦手

協調性がない人の中には、相手の立場になって考えるのが苦手という人もいます。これも、大きな短所だと言えるでしょう。中には、他人の気持ちなんてわからないのだから、読み取ろうとする意味もないと考える人もいます。

相手の立場になって考えることができなければ、さまざまな不都合が起きることがあります。例えば、効果的なプレゼンがしにくくなります。自分の意見をしっかりと持っているので、それを発表することは可能です。周囲に流される人よりも、良い意見を言うかもしれません。

ただ、相手の気持ちになって考えるのが苦手なので、「どう話せば相手にとってわかりやすいか」ということなどをおろそかにしてしまう傾向があります。結果的に、良い考えを持っていても伝わりにくくなり、プレゼンが会議に通らないこともあるのです。

協調性がない人が活躍できる場所とは?

協調性がない人には素晴らしい長所もあれば、短所もあります。短所が目立ってしまうとよくありません。そこで、長所を活かせる場所を探す必要があります。協調性がない人が長所を活かして活躍できる場所・場面の例として、3つ紹介しましょう。

1.個人の実力を重視する企業

個人の実力を重視する企業は、協調性がない人が活躍しやすいです。協調性がない人の長所として、「個人力がある」と紹介しました。特に興味があることには深くのめりこみ、探求しようとするため実力を付ける傾向があります。さらに、好奇心が旺盛な傾向もあるため、興味関心の幅も広いです。

このような特徴から、個人の実力を重視する場所に向いています。

2.フリーランスなどの個人業

協調性がない人は、フリーランスなどの個人業が向いている傾向があります。フリーランスには、さまざまなメリットとデメリットがあります。

デメリットのひとつが、自分で仕事のペースを作り、守ることができなければ破綻するということです。それは、仕事のペースを自分で決められるというメリットでもあります。

さらに、他人との協調を求められる場面も会社員に比べれば少ないので、苦手なことを強制されることも減るでしょう。会社員よりフリーランスのほうが働きやすく、長所を活かせるのではないでしょうか。

3.趣味や特技などが活かせる場面

協調性がない人は、趣味や特技などが活かせる場面には強い傾向があります。関心のあることに対して、人一倍の集中力と探求力を発揮する人が多いためです。そのような仕事を選べば、周囲から疎まれることも減り、むしろ褒められたり認められたりすることが増えるのではないでしょうか。

仕事以外でも、あらゆる場面で自分の趣味や特技を活かせないか考えてみるのも良いかもしれません。

協調性を養うためにすべき4つのステップ

協調性に欠けることを変えようと思っていない人もいれば、変えたいと思っている人もいるでしょう。変えたいと思っているなら、4つのステップを踏めば変えられる可能性があります。そこで、協調性を養うためにすべき4つのステップを紹介しましょう。

ステップ①:自分の意に反することも一旦受け入れる

まず、自分の意に反することも一旦受け入れることが大切です。ここでポイントになるのが、全肯定する必要はないということです。一旦受け入れて、自分の意見などと照らし合わせて客観的に考えてみましょう。

そして、自分の意見より他人の意見の方が優れていると感じたり、ここは自分が折れた方が円滑に進むかもしれないと感じたりしたときに、自分の意見などを抑えるようにします。これが、協調性への第一歩です。

ステップ②:他人同士の討論を客観的に観察する

他人同士の討論を客観的に観察するのも、協調性を養うのに効果があります。討論は一見、自分の意見のぶつけ合いに見えるかもしれません。ただ、実際はドッジボールのようなものです。受け止めて投げ返すこともあれば、避けることもあり、そのまま食らってしまうこともあります。

討論において、発言する人の表情、聞く人の表情・態度などを観察してみてください。すると、「この人は今相手の意見を受け止めたうえで反論している」ということがわかってきます。

そして、どのような場面においてそうするべきなのかなどについて考えるきっかけになるので、おすすめです。

ステップ③:自分に興味を持つ

ここからは少し難しいかもしれません。人によっては必要ないステップの場合もありますが、とても大切なことです。

自分に興味を持つように心がけましょう。これは、自分の内面と深く向き合わなければ達成できません。自分に興味がないという自覚がある人は、なぜそうなったのかを考えてみてください。ときには、辛い過去と向き合う必要も出てきますが、逃げずに向き合った先で自分に興味を持つことができる可能性があります。

そのときに重要なのが、自分を受け入れることです。内面と向き合うと、自分を否定したくなるかもしれませんが、そこで肯定してあげてください。自己肯定を積み重ねることで、自分の存在意味や価値を認めることができるようになるのではないでしょうか。

それが、自分に興味を持つということです。自分に興味を持つことができれば、「より良く生きたい」などの欲求が強まり、協調性を養う努力を積みやすくなります。

ステップ④:他人に興味を持つ

最後に、他人に興味を持つようにしましょう。

他人への興味が無ければ、協調性は生まれにくいです。他人に興味があるからコミュニケーションを取ろうとし、相手の意見を取り入れようとするのでしょう。実際、内向型と対になる外向型の人は他人の意見を取り入れ、協調しようとすることが多いです。

そのため、他人に興味を持つことが、協調性を養ううえで必要不可欠になります。

協調性がない人の対処法

周囲に協調性がない人がいて、困っているという人もいるでしょう。協調性がない人には、効果的な対処法があります。そんな対処法を3つ紹介しましょう。

1.協調性のなさを否定せずに長所として受け止める

協調性がない人に対し、「変わって欲しい」と思う人もいるでしょう。実際、相手が変われば特別な対処法を試みる必要もありません。

ただ、そう思うあまり「周りに合わせたほうがいい」「変えたほうがいい」などと言うのは、避けましょう。協調性がない人の中には、自分を変えたいと思っていない人も多いです。変えたいと思っていない場合、そのようなことを言われると、あなたのことを嫌いになってしまう可能性があります。

変えたいと思っている人でも、否定されたと感じることで「ありのままの自分は受け入れられない」と、さらに悲観的かつ内向的になっていく可能性が高いです。

また、「皆がこう言っているよ」と遠回しに言うのもあまり意味がありません。大多数の意見は気にしない傾向があるためです。そうではなく、協調性がないことをまずは相手の長所だとして受け止めてあげましょう。受け止めることができれば、接していても苦になりにくくなるのではないでしょうか。

2.大人数で行動する機会を減らす

協調性がない人への対処法として、大人数で行動する機械を減らすということも考えられます。

友人の場合、特にその人と仲の良い3~4人程度のグループを作り、そこで飲んだり遊んだりしましょう。大人数グループもあるかもしれませんが、本人が参加を望んだとき以外は無理に誘おうとしないことが大切です。

そうすることで、互いの精神的負担が減るのではないでしょうか。

3.相手からの距離感に合わせる

協調性がない人へは、相手からの距離感に合わせるということも効果的です。

自分のペースを崩されるのを嫌う傾向があるため、自分が引いているときに相手に寄られるのは苦痛であることが多いです。さらに、協調性がない人は仲良くなるステップが独特な人が多いため、あなたから距離を図ろうとしてもうまくいかない可能性があります。

そこで、相手が一歩引いていると感じたら自分も引き、歩み寄っていると感じたら、距離を近づけるという工夫をしましょう。そうすれば、適度な距離感を保ちながら相手と親しくなることができます。

親しくなれば、協調性がない人の短所が自分に対しては表れにくくなることがあります。ストレスを受けることも減り、接しやすくなるでしょう。

4.ある程度自由にさせる

協調性がない人と無理に協力しようとしても、うまくいきません。お互いにストレスを溜めてしまうだけでしょう。

自由にさせても問題ない部分は、相手の自由にさせることをおすすめします。問題が発生すればその都度対応することもできますし、何より自由にさせるほうが効率が良いです。協調性がない人は一人でひたすら集中することが得意な傾向があるので、自由にさせたほうが問題も起きにくいでしょう。

協調性がない状態でも活躍できる!

日本社会は、何かと協調性を人に求めがちです。そして、協調性がない人を批判することも多いでしょう。

ただ、協調性がない人にはそうなる心理や原因があります。さらに、多くの長所があります。協調性はないけど個人で結果を出せたり、面白い意見を持っていたりすることもあるのです。

協調性がないままでも、活躍の場所を工夫すれば十分に活躍できます。身の回りに協調性がない人がいる場合、その人の長所を活かせるように工夫すればうまく付き合うことも可能です。

協調性がないことも個性のひとつとして受け止めれば、双方ともに生きやすくなるのではないでしょうか。

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