長生きしたくない人の心理・理由とは|長生きをしたくないのはいけないことなのか

誰でも、お金や健康、人間関係に問題がない楽しい人生を送りたいと思っています。しかし理想通りの老後を送ることはかなり難しいかもしれません。最近では、長生きしたくないと考えている若者が増えてきているそうです。なぜ、長生きしたくないと感じてしまうのでしょうか。

目次

  1. 長生きしたくないと感じるときがある…
  2. 長生きしたくないと思う人の心理とは
  3. 長生きをしたくないと思う人の理由とは
  4. 長生きをしたくないと思うことはいけないことなのか
  5. 長生きをすると得られるいいこと
  6. 長生きしたくないと感じるのは辛い

長生きしたくないと感じるときがある…

昨今の社会情勢や年金問題、「老後は2000万円が必要」問題など、老後に関する心配事は絶えません。アンケートをとると、なんと8割の人が長生きしたくないと感じているという結果が出ました。老年に近づいてきている40代50代だけでなく、20代や30代の中でも多くの人が「長生きしたくない」と感じることがあるようです。

給料は上がらないのに税金だけが上がり、少ないままの手取りで生活しなくてはならず、日本の政治にも不満や不安がいっぱいで、将来への夢や希望が持ちにくくなっているのではないでしょうか。生き抜くことに大きな危機感を抱いている若者が多いのは当然かもしれません。

しかし、いつも「長生きしたくない」と思っている人には、ある心理の特徴や理由があります。一体どのようなものなのでしょうか?

長生きしたくないと思う人の心理とは

嫌なことがあったりすると、誰しもが「もう長生きなんてしたくない!」と思いがちですが、いつも「長生きなんてしたくない」と思っている人には、以下のような心理が存在します。

ネガティブ思考が原因で長生きしたくない

ネガティブ思考は、長生きしたくないと考える心理の一つです。何事に対しても「どうせダメでしょ」「どうせ失敗するに決まってる」など、悪い結果ばかりを想像してしまう人は、何の楽しみもない人生を送ることになります。

ネガティブ思考の人は自信がないので、傷つくことを恐れるあまり最初から悪い方に考えて、自分を防御しているのです。失敗を恐れるから、「どうせ長生きしたって楽しいことなんか何もない」と考えてしまうのではないでしょうか。

自分を守るために防御することは悪いことではありません。ネガティブ思考にもいい所はもちろんあります。しかし、何事においてもこのような考えをしていれば「長生きしたくない」と感じるのも当然でしょう。

あきらめ癖が原因で長生きしたくない

すぐにあきらめて投げ出してしまう人も「長生きしたくない」と感じる人の心理の特徴です。人生はいいことばかりではありません。悪いこともいっぱいありますし、努力しなければいけない時、苦労する時期も必ずあります。それを乗り越えて経験にしていく過程が大切なのです。「乗り越えられた」経験は、必ず自信に変わります。

あきらめ癖のある若者は、そういった経験や自信を身につけていないので、いつも不安を感じていて、明るい未来を想像することができません。どうしても「長生きしたくない」と感じてしまうのです。

不安を感じやすいことが原因で長生きしたくない

防御の心理が強すぎて、常に不安を感じながら生きている人も「長生きしたくない」と考える人の特徴です。

不安を感じやすいと、日常生活で緊張しっぱなしになり、心身ともに疲れてしまいます。特に、人間関係において不安が発動しやすいので、大したことでもないのに自分は一大事だと思ってしまい、一人で思いを巡らせてぐったりしてしまうことがよくあるのではないでしょうか。

あまりに不安を感じすぎる人は、心が疲弊しきってしまうので、「もう長生きなんてしたくない」と感じるのです。

長生きをしたくないと思う人の理由とは

それでは、どういう理由で人は長生きをしたくないと思うのでしょう。主な理由を挙げてみます。

お金に余裕がないから長生きしたくない

「お金に余裕があれば長生きしたい」と考えている人は、かなり多いようです。逆に言うと、多くの人が、「お金がないから長生きしたくない」と思っているのでしょう。「老後には2000万円が必要」という話は、私たちに大きな衝撃を与えました。

年金は受給年齢がどんどん引き上げられ、受給額も現在より少なくなる見込みですから、老後にちゃんと生活できるのか不安な人がほとんどではないでしょうか。

今の生活が精一杯で、お金がまったく貯まっておらず、老後のお金のことまで考えている余裕がない人も多いはずです。長生きをすればするほどお金が必要になりますから、長生きをしたくないと考えるのも当然でしょう。

趣味や目標がないから長生きしたくない

時間を忘れるほど没頭できる趣味があれば、仕事や家事で忙しい日々の中にも生きがいが出るものです。また、目標を立てることで、達成させることの重要さや達成した時の感動を味わうことができます。

これらがないと、生きている意味自体がなくなるので、長生きをする理由がないと感じてしまうのです。

趣味や目標、夢を持つこと、また、いろいろなことに興味を持って生活すると、生きがいが生まれるので、長生きしたくないと感じることは少なくなるでしょう。

周囲に迷惑をかけたくないから長生きしたくない

家族や周囲の人たちに迷惑をかけてしまうことが理由で長生きしたくない、と考える人が多いそうです。自分の親などを介護した経験のある人が特にそう思うのでしょう。

子供がいる人は子供に迷惑がかかると思い、独身の人は親戚や行政に迷惑がかかると思っているのではないでしょうか。

迷惑をかける、かけない、といったことはその時になってみないとわかりません。その時にどうすればいいか考えればいいのです。また、そもそも迷惑をかけることがすべて悪いわけではなく、あなたの手伝いや介護をしたいという人が現れる可能性もあります。

周囲に迷惑をかけることを恐れるのではなく、迷惑だと思われないような生き方を目標とするのはいかがでしょうか。食生活に気を配る、簡単な運動を日課にする、節約生活を身につける、などやることはたくさんあります。

長生きをしたくないと思うことはいけないことなのか

それでは、これらのような心理や理由で、長生きをしたくないと思うことはいけないことなのでしょうか。

長生きをしたくないのは誰しもが考える

みんな楽しく仲良く長生きをしましょう、と言うのは簡単ですが、実践するのは難しいです。誰しも時には「長生きしたくないな」と考えることがあるでしょう。

例えば、失業したり破産したり離婚したりといった失意のどん底では、どんなに普段は明るい人でも「もう生きていたくない」と思ってしまうのではないでしょうか。

高齢化に伴い、長生きしたくないと思っている若者や中年は増加傾向のようです。

それでも生き続ける必要がある

生きているとつらい思いをすることも当然たくさんあります。歳をとるにつれていろいろなことが多くなるものです。それが人生だと言えます。

しかし、人間は回復する力を持っています。時間が経つことで自然に解決することもあれば、他のことに没頭することによって回復したり忘れられたりといったこともあるのです。

長生きしたくないと思っても、その先にはきっと、楽しいことやわくわくするようなことがあるはずです。生きていなければ、そういう気持ちになることは絶対にありません。誰だって、生き続ける必要があるのではないでしょうか。

長生きをすると得られるいいこと

長生きをするといいこともたくさんあります。ここでは長生きのメリットをいくつかご紹介します。

経験が増える

長生きをするとその分、様々な経験が増えます。若者の頃とは違い、経験が増えると問題に対処する方法が身につくので、楽に生きることができるでしょう。

経験を基にして、若者に指南してあげてもいいし、他にも貢献できることが多いはずです。頭ごなしに自分の経験だけを押し付けるのではなく、こういうこともあるしこういうこともある、といった多面的な考え方を教えてあげるといいかもしれません。

怖いものがなくなる

自意識やプライドが高かった若者の頃に比べると、歳をとった後は怖いものがあまりなくなります。自信や根幹が出来上がっているので、「こんなことを言ったら変だと思われるかな?」といった人間関係に対する迷いは少なくなるはずです。

しかし、怖いものがなくなるとはいえ、くれぐれも「老害」と言われるような迷惑で自分勝手な振る舞いは慎んでいただきたいものです

時間がたっぷりある

若者の頃にやりたくても時間がなくてできなかったことが、長生きをするとできるようになります。時間がたっぷりできるからです。映画をたくさん観る、本をたくさん読む、地域のコミュニティに参加する、パソコンの勉強をする、などお金をかけずに楽しめることがいっぱいあります。

ただしそのためには、健康を維持していることが大事ですから、特に足腰と脳は衰えないように日ごろから意識していきましょう。

長生きしたくないと感じるのは辛い

できれば誰しも長生きして楽しく暮らしたいと思うものです。長生きしたくないと感じるのは辛いことですが、人生には辛い時と楽しい時が同じように起こります。生きているからこそいろいろな出来事が降りかかり、感情が動くのです。

長くてせいぜい100年ほどしか生きられないのですから、どうせなら自分の人生、長く生きてみませんか。

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