ネガティブ思考になる5つの原因とは|直す方法~ネガティブな感情のメリットも紹介

自分のネガティブ思考を直したい…と悩んでいませんか?しかし、ネガティブ思考は悪いことだけではありません。この記事では、ネガティブ思考の原因と直す方法に加え、隠されたメリットについてもご紹介します。心を軽くするヒントを見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. ネガティブになりすぎて辛い…
  2. ネガティブになってしまう人の特徴とは
  3. ネガティブになってしまう5つの原因
  4. ネガティブがもたらすメリットとは
  5. ネガティブがもたらすデメリットとは
  6. ネガティブ思考を直す5つの方法
  7. ネガティブ思考が及ぼす周りへの影響とは
  8. ネガティブな自分から卒業しよう

ネガティブになりすぎて辛い…

「周りと比べて落ち込んでしまう」「何でも悪い方向へ考えてしまう」そんなネガティブすぎる自分に悩んでいませんか?

ネガティブとは、悲観的、否定的に考えてしまう思考のことを意味します。将来や周囲からの評価、自分自身のことを悪い方向に捉えてしまうことが特徴です。ネガティブになりすぎると、本来深く悩む必要のないことまで悩んでしまいます。その結果、楽しいことよりも疲れることが増え、ストレスを抱えやすくなるのです。

しかし、ネガティブ思考であることが、必ずしも悪いわけではありません。今回は、ネガティブになってしまう原因をはじめ、後ろ向きな思考を直す方法やメリットについてご紹介します。色々な角度からネガティブ思考について考え、自分の感情を上手くコントロールできるようになるコツを掴んでいきましょう。

ネガティブになってしまう人の特徴とは

ネガティブな思考に陥ってしまう人には、いくつかの特徴が挙げられます。ここでは、ネガティブな人の特徴について、5つご紹介します。

①気持ちの切り替えが苦手である

仕事や勉強、人間関係などにおいて、「悩みが全くない」という人はほとんどいないでしょう。悩みの内容は人それぞれですが、何かうまくいかないことがあると、ほとんどの人はマイナスな感情を抱きます。

しかし、前向きな人は、その後の気持ちを上手く切り替えることができます。反対にネガティブ思考の人は、過ぎてしまったことについて意味もなく悩んだり、憂鬱な気持ちを引きずることが特徴です。「この辛い感情は一生続くだろう」と、将来への希望も失い、悲観的になってしまうこともあります。

こうした思考は、心理的ストレスを溜め込む一方になります。その結果、疲れるばかりで生きる意味を見出せなくなるなど、マイナスの感情から脱却できなくなってしまうのです。

②自分に自信がない

ネガティブな人は、何か上手くいかないことがあった時に、自分を責めてしまいがちです。事実だけを見れば、自分だけに悪い原因があるわけではないことも多々あります。

しかし、自分の主観をマイナスの感情が占めてしまうせいで、悪いことばかりに目が向いてしまうのです。それが続くと、気持ちが落ち込み、不安が強くなり、自分自身を否定的に考えるようになります。結果、ネガティブ思考の悪循環に陥ってしまうのです。

③失敗することへの恐怖が強い

失敗することを好む人はあまり多くないでしょう。しかし、前向きな思考の人は、「失敗しても次に活かせばいい」「誰でも失敗はするものだ」と、失敗に対してプラスの意味を見出すことが得意です。

反対に、ネガティブな思考の人は、失敗することへの恐怖心が強いことが特徴です。失敗することに対して敏感になるほど、不安が強くなり、何かに挑戦することが憂鬱になります。

こうした感情が常態化すると、事実よりも自分の心理状態に関心が偏ってしまいます。その結果、何に対しても前向きな気持ちになれない、ネガティブな思考が頭を占めるようになるのです。

④常にオドオドしている

ネガティブな思考の人は、周囲の目を気にしすぎてしまう特徴があります。「こんなことを言って嫌われないだろうか」「あの人の機嫌が悪いのは自分のせいかもしれない」と、自分の言動に対する周囲の評価を常に考えてしまいます。

すると、本来なら楽しいと思えることさえも苦痛に感じてしまい、ストレスを溜め込みやすくなります。その結果、何事に対しても明るい感情を抱きづらくなり、ネガティブな思考が言動に表れるようになるのです。

⑤思い込みが激しい

悲しくなったり、困ったりしたとき、辛さばかりに目がいき自分を客観的に見れなくなってしまったという経験はありませんか?ネガティブな思考の人の場合は、常にその心理状態が続いているといえます。

何に困っているのか、どこに原因があったのか、ということに考えを向けられないだけではなく、できたこと、嬉しかったことなど、ポジティブな側面すら見れなくなってしまうこともあります。そのために、自分を責めたり周囲を非難したりする特徴が目立ちます。

「あの人の方が優れている」「自分ばかり辛い思いをしている」など、偏った思考で物事を捉えてしまうこともあるかもしれません。すると、いつまでも自分の状況に前向きな感情になれず、ネガティブな思考に疲れることになってしまいます。

ネガティブになってしまう5つの原因

ネガティブになってしまう心理には、原因があります。なぜネガティブになってしまうのか、その主な原因を5つご紹介します。

①過去の失敗がトラウマになっている

「失敗は成功のもと」というように、失敗にも意味はたくさんあります。しかし、失敗したときに周りから非難されると、得られる糧よりもマイナスな感情が勝るものです。また、長い時間や労力をかけて努力したことが、失敗した時、ショックは大きくなります。

このように、「失敗」がトラウマとしてその人の記憶に残っている場合、失敗=悪という考えを抱いてしまいがちです。そのため、何をするにもマイナスな感情で埋め尽くされてしまい、ネガティブになってしまいます。

②幼少期に褒められてこなかった

性格の形成は、幼少期の家庭環境の影響が大きいと言われています。社会に出る前は、家庭が自分にとっての重要なコミュニティだからです。テストの点数や、自分が作ったものに対して、両親や身近な人の評価が気になるという経験は、誰しもあるのではないでしょうか?

身近な人が自分の言動を褒めてくれた場合、自信がつき、色々な物事に対して前向きな感情を抱きやすいと言われています。ネガティブな人は、幼少期に褒められた経験が少ない、というのが特徴の一つに挙げられます。

何をやっても怒られてばかりいると、自信がなくなり、自己肯定感の低下につながるのです。また、自分の言動に対して周囲が無関心な場合も、自分の価値を感じにくくなります。このように、幼少期に褒められた経験の有無は、ネガティブになってしまう心理の原因に大きく関係しています。

③現在の人間関係

友人や恋人、職場の雰囲気など、現在の人間関係は自分の心理状態に変化をもたらすものです。いつも悪口や不満ばかり言う人と一緒にいると、自分もネガティブな感情に引っ張られて、疲れることがあります。

また、常に自分を怒ってくる人や馬鹿にしてくる人と一緒にいると、自分の言動に自信をもてなくなっていきます。「こんなに怒られるのは自分が悪いのだ」と、必要以上に自分を責めてしまうこともあるでしょう。こうした心理的に疲れる状況が続くと、前向きに物事を考えることが難しくなり、マイナス思考になってしまいます。

④忙しすぎる、または暇すぎる

程よい忙しさは、生活にメリハリをつけてくれます。しかし、あまりにも仕事や勉強、家事育児が忙しすぎると、疲れるばかりで、ストレスをためやすくなってしまいます。体力や気力を回復する時間がとれないと、前向きに行動する意欲がわかなくなるのです。

反対に暇すぎる場合も、心理的に良くありません。ネガティブな思考を生み出す原因になります。退屈な時、人はつい意味もなく余計なことを考えてしまいます。「今」することが無いため、分からない「未来」や、やり直すことのできない「過去に」ついて悩んだり後悔したりすることに時間をつかってしまうのです。

⑤セロトニンが不足している

セロトニンとは、脳内に分泌される神経伝達物質のことです。うつ病の原因の一つは、セロトニンの欠乏が原因だと言われているほど、セロトニンは心理状態に影響を及ぼす物質です。セロトニンは、日光を浴びることや、適度な運動、バランスの良い食事をとることで分泌を促すことができます。

セロトニンが不足すると、イライラしたり不安を感じたりするようになり、精神的に不安定になることが特徴です。また、だるさや、睡眠の質の低下につながり、身体が疲れる一方になります。心身の健康のバランスが保てなくなると、マイナス思考ばかり思い浮かぶようになり、ネガティブな状態になってしまいます。

ネガティブがもたらすメリットとは

ネガティブというと、マイナスなイメージを抱くかもしれません。しかし、ネガティブ思考は決して悪いことだけではありません。ネガティブ思考だからこそ活かせる長所もあります。ここでは、ネガティブがもたらすメリットについて、3つご紹介します。

①慎重に物事を考えられる

思い切った行動ができないというのは、一見マイナスな印象を抱くかもしれません。しかし、何に対しても否定的に考えるので、保守的に物事を進める力があるといえます。自然と、軽率な行動を避ける「リスクの管理」ができているのです。

また、常に失敗した時のことを考えているのも、ネガティブな人の特徴です。人がパニックになるのは、想定外のことが発生した時がほとんどです。そのぶん、ネガティブな人は、普段から最悪の事態を考えているため、いざ問題が起きても、慌てず冷静な判断ができます。無謀な行動を避けることができる、トラブルへの対応力が強い、というのは立派な長所です。

②しっかり反省をすることができる

ネガティブな思考の人は、小さな失敗にも落ち込むことが特徴です。失敗することに対して強い恐怖心を抱いているのです。だからこそ、二度と同じ失敗を起こさないように、きちんと反省し、失敗を意味のあるものにすることができます。同じ過ちを起こさないように、考えを練り直すことができる、というのは周囲からの信頼にも繋がります。

また、楽観的に物事を考えることが苦手という特徴は、ある意味問題を冷静に判断する力に長けている、と捉えることができます。こうした能力は、反省を将来に活かす上でとても重要です。ネガティブな思考には、成長を促す役割もあるのです。

③新しいアイデアを生み出すことができる

ネガティブになると、たとえ悪いことが起きていなくても、物事を悲観的に考えてしまう心理状態が特徴です。しかし、不安なことがたくさん思い浮かぶというのは、考察を重ね、思考を研ぎ澄ます力に繋がります。

「この出来ではだめかもしれない」と、自分の仕事や作品に不安が絶えないことも、ネガティブな人の特徴です。簡単に満足しないからこそ、妥協せず、改善に向けて練り直すことができます。こうした思考が、新しいアイデアを生み出す上で、大きなメリットになるのです。

ネガティブがもたらすデメリットとは

ネガティブ思考のメリットを見ると、直す必要のない立派な長所に思えます。しかし、メリットしかない性格というのはなかなか存在しません。ネガティブ思考にもデメリットはあります。ここでは、ネガティブがもたらすデメリットについて、3つご紹介します。

①大事な機会を逃してしまう

ネガティブな思考の人は、何に対しても慎重に物事を考えることが特徴です。慎重すぎる性格が故に、行動を起こす前に、あれこれとリスクを考えてしまいます。それだけなら、軽率な行動を避けられる、という長所です。

しかし、過剰に不安を感じたり、失敗への恐怖心を抱いたりすることは、新しい挑戦を避ける原因になります。その結果、成長につながる大事な機会を逃してしまう恐れがあります。理屈や言い訳ばかりをこねて、行動力に欠けるというのは、マイナス要素といえるでしょう。

②偏った思考につながる

自分の能力や性格を謙遜することは、決して悪いことではありません。しかし、何に対しても過剰にネガティブになってしまうことは、偏った思考に繋がる恐れがあります。自分に自信をもてない状態が続くと、積極的になれないだけではなく、自分の選択全てが間違っているように感じてしまうこともあるでしょう。

周囲からの評価を気にしすぎるという特徴は、自分の欠点ばかりに目が行く原因になります。ないものねだりをやめることができず、周囲の人に対して、嫉妬や恨みを抱くことにつながるかもしれません。また、自分の行動だけではなく、自分の存在そのものを否定してしまい、生きる意味を見出せない状況に陥ってしまうこともあります。

③心身の健康に悪影響を及ぼす可能性がある

悲しみや不安などのネガティブな感情は、自己防衛本能の役目があります。危険を回避するために、血圧を高めたり、心拍数を増加させたりするなど、脳が身体に警鐘を鳴らします。一時的なものであれば、生き物の本能として重要な機能です。しかし、こうした状態が続くと疲れるばかりで、身体の健康に悪影響を及ぼします。

また、ネガティブな思考が常態化すると、何をやってもストレスを感じるようになってしまうでしょう。ストレスがたまると、自律神経が乱れて様々な不調が起こるようになります。自律神経の乱れは、倦怠感や頭痛、めまいなどの身体症状を引き起こすだけではありません。イライラや不眠、集中力の低下など、精神面にも悪影響を及ぼします。

いきいきと生きるためには、身体面と精神面の両方の健康が大切です。過度にネガティブな感情は、心身ともに疲れる一方です。このように、ネガティブは心身の健康を脅かす、マイナス要因となってしまう可能性があります。

ネガティブ思考を直す5つの方法

ネガティブな思考には、良い面もあります。しかし、何に対しても過剰にネガティブになってしまうことは、良いこととは言えません。

また、ネガティブな思考を改善したい、と考えている方もいるでしょう。そこで、ネガティブ思考を直す方法について、特徴を踏まえながら手順ごとに5つご紹介します。

ステップ①:何故ネガティブなのか考えてみる

まず、「ネガティブになることは悪いことだ」と、思い込むことを止めてみましょう。ネガティブ思考=悪と解釈することは、自分を責めてしまう原因になります。そのうえで、ネガティブになってしまう原因について、客観的に考えてみることが大事です。先ほどもご紹介したように、「ネガティブ思考」といっても、原因は様々です。

「将来」が原因で不安を感じている場合は、今できることを実践するだけで、マイナスな感情が和らぐかもしれません。「過去」が原因でネガティブになっている場合は、物事の捉え方や、考え方の癖を少しずつ変えてみることが必要になります。

特に「原因は不明だがネガティブな思考が抜けない」という場合には、「現在」の心身の疲れが影響しているといえるでしょう。そのように、原因によって、ネガティブな思考を直すための方法は変わってきます。まずは、ネガティブな心理状態になってしまう原因について、冷静に考えてみましょう。

ステップ②:事実のみ書き出してみる

2つ目は、自分が不安や苛立ちを感じている物事について、事実と感情を切り離して考える練習をしてみましょう。マイナスな感情を抱くこと自体は、悪いことではありません。問題になるのは、マイナスな感情が、その後の自分の行動や気持ちに悪影響を及ぼした場合です。

ネガティブな人は、不都合なことが起きると、自分の心理状態ばかりに目がいき、ネガティブな感情にとらわれてしまいがちな特徴があります。過去の出来事を悔んだり、自分や他人を非難したい気持ちになってしまうこともあるでしょう。しかし、過去や人を責めても、問題が解決するわけではありません。

目の前の問題をどのように解決するか、という本来重点を置くべきことを、有耶無耶にしないことが重要です。そのために、悩みや不安、悲しみや怒り等、自分がマイナスな感情を抱いている事柄について、「事実」のみを紙に書き出してみましょう。頭の中で考えるだけでは、意味もなく悩み、疲れる可能性があります。

紙に書き出すことで、目の前の問題を冷静に考えることができます。自分にとってストレスになっていたことも、事実だけを見れば、案外解決が難しくないかもしれません。それほど、人間の言動には心理的要因が大きく関わっています。頭の中を整理し、事実を感情と切り離して、客観的に見る練習をしましょう。

ステップ③:成功体験を積み重ねる

3つ目は、小さな成功体験を積み重ねることです。成功体験とは、人生で体験したことの中で、「成功した」と自分自身が感じたことを意味します。他人からの評価ではなく、自分が感じた評価、というのがポイントです。ネガティブな人は、「成功=他人から良い評価をもらえること」と思い込んでしまっていることが多いです。

周囲の意見も大事ですが、言動全てを他人を軸に評価してしまうと、自分に自信をもつことは難しくなります。なぜなら、比較する対象にキリがないからです。自分に自信がもてなくなると、不安や悲しみ、怒りといったマイナスな感情に支配されやすくなります。こうなっては、ネガティブ思考の悪循環に陥り、疲れる一方です。

しかし、自分で評価を下すとなれば、成功とは何か、自由に決めることができます。つまり、目標も柔軟に考え直すことができます。いきなりハードルの高い目標を設定する必要はありません。まずは、日常生活で実践できる、簡単なことを目標に据えて行動してみましょう。「できた」と、達成感を味わうことで、次の行動に対しても前向きに取り組むことができます。

塵も積もれば山となるように、少しずつ成功体験を積み重ねることに意味があります。自信がついてきたら、【ステップ②】で明らかになった課題に挑戦してみるのもおすすめです。

ステップ④:ポジティブな人と付き合う

4つ目は、ポジティブな人と関わるようにすることです。ポジティブというのは、積極的、楽観的という意味です。物事の捉え方や、考え方が前向きである心理状態のことをいいます。自分の力だけでは、なかなかネガティブ思考を直すことができない、という場合にはポジティブな人の力を借りてみましょう。

人の思考は、周囲の環境に大きな影響を受けます。前向きな言葉をかけてもらったり、応援してもらったりすることで、ネガティブ思考に陥る可能性が少なくなります。自分の知らなかった長所を、気づかせてくれることもあるでしょう。

また、ポジティブな人の言動を近くで見るだけでも、心理状態に良い影響を受けることもあります。真似できそうな特徴を、実践してみると、自然とポジティブな思考が身につくかもしれません。

ステップ⑤:常にポジティブに考える

5つ目は、ポジティブな思考を意識することです。ポジティブに考える上で鍵となるのは、自分の使う「言葉」です。心理学や脳科学の分野でも、言葉は人の思考と言動に影響を与えることが明らかになっています。なんでもネガティブに捉えるのではなく、良いところを探し、前向きな言葉に変換することが大事です。

一日の終わりを、ポジティブな言葉で締めくくることから始めてみるのもおすすめです。自分のしたいことや、なりたい姿など、明るいイメージを言葉にして書き出すことも良いでしょう。慣れてきたら、周囲の人との会話にも、ポジティブな言葉を意識してみてください。

マイナスな感情を抱くこと自体は仕方のないことです。しかし、自己否定の言葉や不満など、マイナスな言葉ばかり使っていると、ネガティブ思考の悪循環に苦しむことになりかねません。言葉を上手くコントロールすれば、自分の思考の癖を直すことは可能です。ポジティブに考え直すことを心がけましょう。

ネガティブ思考が及ぼす周りへの影響とは

ネガティブな思考は、自分に対してだけではなく、周囲へ影響を及ぼすことがあります。その影響は、プラスとマイナスどちらの側面も持ち合わせています。ネガティブ思考が及ぼす周りへの影響について、メリットとデメリットを3つご紹介しますので、参考にしてください。

①周囲を気遣うことができる

「常に周囲の目を気にしてしまう」というのはネガティブな人の特徴です。当人はこの特徴に悩み、疲れるかもしれません。しかしプラスに捉えれば、それだけ周囲のことがよく見えているということです。つまり、他人の心理状態の変化を、敏感に察知することができます。

また、ネガティブな思考だからこそ、人の悲しみや不安に対して、自分事のように共感することができます。「なぜそんなことに悩むのか、意味がわからない」といった、自己中心的な言葉を投げかけることは、滅多にありません。

困っている人をサポートしたり、落ち込んでいる人を気遣ったりするなど、何も言われなくても、人の気持ちに寄り添った言動ができるのは、とても大きな長所です。こうした特徴は、周囲からも好感をもたれやすいでしょう。

②周りが気づいていない箇所を指摘できる

ネガティブな人は失敗を恐れているため、仕事や作業に丁寧に取り組みます。こうした特徴は、「楽観的に物事を考えることが苦手」というデメリットがある一方で、「他の人が気づかないようなミスや改善点に気づける」という長所にもなります。

有名な経営者にも、実はネガティブ思考の人がたくさんいるのです。不安を感じやすいからこそ、考えを練り直すことができ、質の高い仕事に繋がるのでしょう。組織の成長を担う能力が備わっているというのは、大きなメリットであると言えます。

③周囲に悪影響を及ぼす可能性がある

自分のマイナスな感情を全てオープンにしてしまうと、周囲の人に不快な思いをさせる可能性があります。「常に不満ばかり言っていたり、悪い方にばかり考えたりする人と一緒にいると疲れる…」という経験はありませんか?考え方や行動は、周囲の心理状態に影響を及ぼします。

ネガティブな言動ばかりとっていると、「この人といると疲れる」と、周囲から避けられることもあります。また、相手の人に嫌な思いをさせてしまい、その人の心身の健康を妨げるかもしれません。自分の感情に向き合うことも大切ですが、周囲への思いやりを忘れないようにしましょう。

ネガティブな自分から卒業しよう

ご紹介したように、ネガティブ思考にはマイナス面もありますが、メリットもたくさんあります。悪い面ばかりを見て、自分や他人を責めても意味がありません。また、やり直すことのできない過去を悔んでも、疲れる一方でなかなか前に進むことはできません。

自分のネガティブ思考について、原因や特徴を考え、上述の方法を試しながら、コントロールしていきましょう。感情と上手く付き合い、メリットを上手く活用することで、今よりも充実した生活が送れるかもしれません。

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